【環境と財布に優しい園芸】サスティナブルな土作りに使える土3選【もみ殻が無料で手に入る場所も】
こんにちは、中村です。
近年サスティナブルとか、カーボンニュートラル、SDGsとか環境に優しい生き方が言われるようになりましたね。
家庭菜園やガーデニングでも、その考えを取り入れる方法は無いかなと思いました。
目次
- サスティナブルな土作りを考える
- サスティナブルな土3選
- 無料~格安でモミガラが手に入る場所3つ
- 3つの土の値段をお店でチェック
- サスティナブルな土のブレンド例
- いつもの土をちょっとサスティナブルにする
- おわりに
サスティナブルな土作りを考える
環境に優しいであろう園芸は色々考えられます。
- プラスチック鉢を使わない
- 雨水を使う
- たい肥をつくる
今回は中でも「土」について、考えてみました。
というのも、前にこの動画を見たからです。
園芸メーカーのプロトリーフ副社長が、土は掘っていて限りあるもの。
「地球を掘らない土」を目指しているという話をされていたんです。
中村、土って無限にあるものだと思ってましたよ……。
この動画内では「地球を掘らない土」としてココピート、バーク堆肥(たいひ)を上げています。
サスティナブルな土3選
この記事では中村チョイスで1つ増やして、3つ取り上げます。
- ココピート(ヤシガラピート)
- バーク堆肥(たいひ)
- 籾殻(モミガラ)
ココピート(ヤシガラピート)とは
- ココヤシの皮から作られる土
- 保水性・排水性・通気性がある
ちなみに環境破壊で問題になっている、アブラヤシとは違う植物です。
バーク堆肥(たいひ)とは
- バーク(樹皮)に鶏の糞などを入れ、発酵したもの
- 保水性・肥料持ちが良い
- 基準がなく品質にバラツキがある
似たものにバークチップがあり、これは樹皮を大きなチップ状にしたもの。
なるほど、これなら地球を掘らないで済みますね。
もみ殻とは
- お米の外側にある皮の部分
- 排水性がある
- 分解されにくく、通気性が長持ち
私が気に入っているのはもみ殻です。
気に入りすぎてほぼすべての植物に使っていますが、軽くて通気性がよく、生育も順調です。
無料~格安でモミガラが手に入る場所3つ
- 農協JAのライスセンター
- 近所の米農家さん
- ジモティー
稲刈り時期の9月後半~11月にチェックすると見つかる可能性が高いです。
近所で貰えれば園芸資材の地産地消ができちゃいますね。
少量で良ければホームセンターで買うのが気楽。
3つの土の値段をお店でチェック
それぞれの価格も気になる所ですね。
お財布にも優しくないと続きませんから(笑)
- ココピート 約100円/8L
ホームセンターには売っておらず、ダイソーで入手。
膨らむのでコスパも良いです。
- もみ殻 0~約500円/2kg
モミガラは無料で手に入ればコスパ最強の土になります。
ホームセンターでは写真の袋(2kg)で約500円でした。
気軽に手に入りますし、綺麗に処理されています。
- バーク堆肥 約300~1,200円/40L
安いものは40Lで300円ほどでした。
40Lというと、売っている用土で1番大きい袋のイメージです。
日本バーク堆肥協会と書いてあるものあり、こちらは4倍の約1,200円。
一般的なバーク堆肥は、作り方や品質に基準がなく不安ですが、認定品だと一定の品質基準を満たしています。
サスティナブルな土のブレンド例
さっそくブレンドを考えてみます。
-
もみ殻:ココピート=4:6
安くて水持ちの良いココピートを主戦力に使っていきます。
そこへ、もみ殻を足すことで水はけ・通気性がアップ。
実際に植え替えてみました↓
3つの土それぞれのデメリット
- ココピート
- バーク堆肥
- もみ殻
デメリットがあるとしたら、どれも肥料分の無い土です。
肥料も忘れずにブレンドしてください。
おすすめ肥料の解説はこちら↓
いつもの土をちょっとサスティナブルにする
もっと簡単に、いつも買っていた培養土にココピート、もみ殻をブレンドする。
中村は最近このパターンです。
例えば
水持ちを良くしたい土に「ココピート」をプラス
- 培養土:ココピート=4:1
水はけを良く、軽くしたい土に「もみ殻」をプラス
- 培養土:もみ殻=4:1
これなら出来そうじゃないですか?
おわりに
サステナブルや環境負荷は複雑な要素がからみあい、単純にこれが正解というものはありません。
それでも地球に生きる物として配慮する、っていう意識は米粒だけ(笑)持っていたいなと思います!