1年中果物がとれるベランダ果樹園のプラン
こんにちは、瀬戸内海気候を満喫している中村です。
夏でも湿度が低くてサラッとしています。
このプランを作ったきっかけ
ずっと実家暮らしだった私は、結婚し引っ越して、初めて「自由になるベランダ」を手に入れます。
そこでハーブ、野菜などを育てているうち興味が湧いてきたのは、果樹。
最初に買ったのは小さな「レモンの苗木」でした。
その小さなレモンの木を、虫から守り、迷いながらハサミを入れ育ててきました。
今は木は大きくなり、可愛らしい実を付けています。
果樹って面白いなあ。
そう思った私はさらに欲が出て「色々育ててみたい!」と思うように。
しかも、どうせ育てるなら、色々な季節のフルーツを楽しみたい。
そう考えて出来たのが「1年中果物がとれるベランダ果樹園」のプランです。
マンションのベランダで1年中フルーツがとれるって考えたら、ワクワクしませんか?
「簡単&美味しく 1年中果物をとるベランダ果樹園」のプラン
可能な限りこの3つを守ったプランです。
・1年通して収穫できる
・病害虫に強く、育てるのが簡単
・もちろん美味しい
色がついている部分が収穫時期です。(関東、東海、関西など中間地にて)
「そんな時期に採れん!」「そこはこの品種でしょ!」「追熟期間がある!」など色んな方向からツッコミが入りそうですが、初心者なりに考えて苗を揃えてみました。
これをベースに育てていって、気が変われば調整していこうと思います。
1月 レモン(ユーレカ)、金柑(ぷちまる)
春に花が咲いたレモンは色付き収穫できるでしょう。
レモンの苗木は寒さにとても弱いので(-3度で枯れ死)暖かい地方以外ではリスボンという品種をおすすめします。
私がユーレカを選んだのは四季成りにちょっと期待したのと、果実品質が良さそうだったからですがやはり耐寒性は低いです。
5度のとき外に出して水をあげただけで、葉が黄色になってどんどん落ちて焦りました。
金柑は冬に色付いたものがなっています。
品種が「ぷちまる」なのは種が無くて、味見をして甘く美味しかったからです。
2月 レモン(ユーレカ)、金柑(ぷちまる)
レモンはそろそろすべて収穫したほうが良いでしょう。
長いこと成らせておくと木が疲れちゃいます。
金柑はもう少し粘れそうです。
手間がかかっても美味しい柑橘が食べたい方は「不知火(デコポン)」や「せとか」にチャレンジするとこの時期味わえます。
冬後半の柑橘はオレンジとの交配種なので実が大きく、鉢植えだと数個しか採れなさそうなので私は我慢しました。
3月 金柑(ぷちまる)
金柑も終わりです。
東海地方に住んでいたときは3月で勝手に実が落ちていました。
瀬戸内海では6月でも実を付けた金柑の木が見れますが、やはり収穫してあげたほうが木の体力を使わないでしょう。
4月 金柑(ぷちまる)
地域によっては金柑がまだあるかもしれません。
イチゴにはまだ早く、空白が空きそうです。
いい案があったら教えて下さい。
5月 イチゴ(四季成り)
みんな大好きイチゴの時期です。
旬は冬のイメージがありますが、あれはクリスマス用にハウス栽培されたイチゴで、本来の旬は春です。
イチゴには大きく分けて一季成り、四季成りがあり、それぞれ特徴・違いがあります。
一季成り…スーパーで売っているイチゴ。大きくて甘く美味しい。
四季成り…美味しさは劣るが長く花と実が続く。ワイルドストロベリーも四季成り。
少しでも長い時期、実がとれるほうが都合が良いので四季成りイチゴを買いましたが、栽培されている方のブログを見ているとあまり期待しないほうが良さそうです。
病害虫に強いワイルドストロベリーにすると手入れが簡単になります(味は劣る)。
6月 ラズベリー(グレンアンプル)
果物の中でも特に好きなのがラズベリーです。
品種はトゲなしを選ぶと管理が楽です。
私はトゲなしで、生の風味がとても良いと言われる「グレンアンプル」にしました。
ラズベリーは秋にも成る二季成り品種があるんですが、春・秋の両方ならせたときの秋の実(秋果)は味が全く無くて美味しくありませんでした。
春の収穫を諦めて、秋だけなら美味しいです。
ラズベリー以外にも、ブルーベリー(ハイブッシュ系)も収穫時期です。
7月 ブルーベリー(ピンクレモネード、ブライトウェル)
ブルーベリーは病害虫に強く、無農薬栽培できる・美味しい・買うと高い、と良いこと尽くしの果樹です。
品種は沢山あり目移りします。
何件かの摘み取り園で何百本と食べた感想は、どれも皆おいしいから品種は深く考えないで良い。です(笑)
品種より天候の方がよっほど味に影響します。買いやすい店でお気に入りを見付けましょう。
何百本の中でこれだけは違う!と思った味は「ピンクレモネード」でした。
ブルーベリーを食べまくり甘さになれた舌にビリッとした酸味が効いて「美味しい!」と衝撃を受けました。また実がピンク色で目立つので、摘み取り園でも争奪戦になり中々食べられません。
8月 ブルーベリー(ブライトウェル)
ブルーベリー(ラビットアイ系)は自分の花粉だと実付きが悪いので、ラビットアイ系の中で2品種育てます。
開花時期が早いピンクレモネードに合わせてブライトウェルにしました。
(ティフブルー、ブルーシャワーも育てていましたが、どうも開花時期が遅く実家に植えました)
9月 イチジク(バナーネ)
イチジクも病害虫に強く、初心者にも育てやすい果樹です。
鉢植えなら根っこが制限されているのでコンパクトに栽培出来ます。
品種は手に入りやすく美味しいと評判の「バナーネ」にしました。
10月 レモン(ユーレカ)
レモンが大きくなってきます。
緑の状態でグリーンレモンとして楽しみます。
11月 フェイジョア(アポロ、トライアンフ)、レモン(ユーレカ)
フェイジョアは最近人気のトロピカルフルーツです。
病害虫と無縁といっていいほどトラブルが少なく、安心して無農薬栽培できます。
実は素朴なグァバのような味で、生でスプーンですくって食べたり、パイにすると美味しいです。
シンボルツリーに選ばれるぐらい葉っぱが美しいので、半分は観葉植物のつもりで選びました。
品種は1本でなり美味しい「アポロ」、アポロの実付きを良くするため「トライアンフ」(これは1本でならない)です。
グリーンレモンも引き続き楽しめます。
12月 レモン(ユーレカ)
レモンが黄色く色付いてきた頃です。
料理にも、デザートにも使えるので1本あると重宝します。