甘い時期がある!農園が教えてくれないブルーベリー狩りの極意
こんにちは、マンションに住み着いたツバメ親子に癒やされている中村です。
親より子供の方が大きい。
ブルーベリー狩りの季節が始まりましたね!
色々な農園で数百本のブルーベリーを食べた私が、ブルーベリー狩りの楽しみ方や、注意点をご紹介します。
先に言うと「長雨後のブルーベリーは酸っぱい」
これだけでも覚えて帰って下さい!
目次
ブルーベリー狩りの良さ
ブルーベリーは病害虫に強く無農薬・有機栽培が可能です。
自分で果物を育ててみると、甘く美味しいものほど、虫や病気が出やすく苦労します。
多くの果物は無農薬で営利栽培するのは難しいです。
その点ブルーベリーは農薬がほとんど使われていない農園が多く、安心です。
なので年に何度も行って食べまくっています。
また足元から背丈まで、木の全体に万遍なく実がなるので、背の低い子供でも自分で摘み取って食べられます。
最近は地面にシートを張って鉢栽培している園も多いので、車椅子や足の悪いお年寄りにも優しいです。
子供からお年寄りまで、ファミリーで楽しめるのがブルーベリー狩りです!
ブルーベリー狩りの時期は?
地域にもよりますが、農園が多い愛知・岐阜では6月中旬~8月中旬の2ヶ月間です。
その中でも、実は行く時期によって味が変わるんです!
なぜかというと、ブルーベリーには大きく分けて前半実るハイブッシュ系と、後半実るラビットアイ系があるからです。
前半(6月中旬~7月中旬)ハイブッシュ系:大粒で皮がパリッとして美味しい
500円玉大の「チャンドラー」などびっくりする大きさのブルーベリーが鈴なりで食べごたえ抜群。
甘さと酸味のバランスも良く(といっても十分甘いです!)、飽きずに沢山食べられます。
また皮がパリッとしていて食感が良い品種も多いです。
甘さは食べていると段々舌が慣れて感じなくなってくるため、食べ放題で最後まで美味しく感じられるのがハイブッシュ系の魅力です。
暑さも本格的ではなく、過ごしやすい時期です。
後半(7月中旬~8月中旬)ラビットアイ系:甘い品種が勢揃い
とにかく甘~いのはラビットアイ系です。
特に「ラヒ」はまったりとした甘さで、お菓子を食べているように感じます。
またハイブッシュ系より抗酸化物質のアントシアニンが多いです。
粒の大きさはスーパーで売っているサイズと同じで、中粒というイメージです。
閉園に向けて日差しをいっぱいに浴びたブルーベリーは、どんどん糖度が乗ってきます!
農園の選び方
開園して何年目か
最近はブルーベリー摘み取り園が増えており、開園して間もない園も多いです。
「食べ放題なのに、実が無くて全然食べられなかった」という話も聞きます。
特に開園3年未満の所へ行くときは以下のことに気を付けて下さい。
- 6月下旬~7月上旬を避ける
ハイブッシュ系とラビットアイ系の切れ目になる、6月下旬~7月上旬は品種の都合上、実の量が手薄になるので、避けたほうが無難です。
- 8月中旬に行く
収穫量が多いラビットアイ系の最盛期で「食べられる実が少ない」可能性が低いです。
またブルーベリーは沢山あるのに、暑さで客足が遠のく時期でもあります。
帽子と水筒を持って暑さ対策をしっかりして楽しんで下さいね!
値段の相場は?
1時間~無制限で1200~2000円ぐらいです。
高くなるほどカフェ、トイレなど設備が充実している傾向です。
私は美味しいブルーベリーを沢山食べれれば良いので、1200円ぐらいの所ばかり行っています!
時間制限はある?
フルーツ狩りは時間制限ありが多い中、ブルーベリー狩りは無制限の所もあります。
ゆっくり楽しめるのでオススメです!
長雨後のブルーベリーは酸っぱい
行く農園は決まったし、空いているところに予約……ちょっと待って下さい!
美味しいブルーベリーを食べたいなら、天気予報は必ず確認して下さい。
当日の天気ではありません!
あなたが行こうとしている当日までの天気です!
ブルーベリーを育てていると良く分かるんですが、雨続きのあとのブルーベリーは酸っぱく美味しくありません。
本当にビックリするぐらい味が変わります。
美味しそうに色付いて1週間以上経ったのに、食べると水っぽく酸っぱい……。
雨の前に食べたときは、あんなに甘くて美味しかったのに……。
長雨後のブルーベリー園のお客さんを見て
「美味しくなかった、って二度と来なかったら勿体ない。」
「本当はもっと甘くて美味しいのに。」
と思います。
天候なのでどうしようもない所はありますが、皆さんは天気予報をチェックして、美味しいブルーベリーを食べられる確率を少しでも上げて下さい。
オススメの服装、持ち物
服装
- 長袖・長ズボン
- スニーカー
- 帽子
- タオル
暑さ対策、虫さされ対策をしていくと良いです。
また地面が綺麗とは限らないので、スニーカーだと万全です。
持ち物
- 水筒(氷入り)
- タオル
- 保冷バッグ(持ち帰り用)
- 虫取りアミ
- 虫かご
フルーツに含まれる果糖は冷たいと甘さが増します。
なので、氷水で冷やしながら食べるとさらに甘く食べられます!
また、無農薬だとトンボやカエルもたくさん居ます。
子供の為に、虫取り網を持っていけば良かった~!という口コミもよく見ますね。
持ち込み可の園で120%楽しむ方法
ブルーベリー狩りでは、食べ物が持ち込み出来る園があります。
色々持っていくと、その場でデザートが食べられますよ♪
ブルーベリーヨーグルト
持ち物
- ヨーグルト
- スプーン
ブルーベリーポイップサンド
持ち物
摘み取ったブルーベリーを持って、ベンチで食べるパターンが多いです。
ブルーベリーを育てたい方へ
ブルーベリーは育てやすく、初心者に特におすすめの果樹です。
お庭に植えたり、鉢栽培でも十分実を付けることが出来ます。
また「ブルーベリー狩りで品種の味見をしたい!」と思う方も居ると思います。
品種名の札を付けるのは大変なので、サイトに特別何も書かれていない場合は付いていません。
「品種名が書いてあります」と明記された農園を訪ねてみて下さいね。
(日焼けしたり剥がれていることもありますが……。)
私のおすすめは、育てやすく美味しい「ピンクレモネード」と「ブライトウェル」のセットです。
このブルーベリーは自分の花粉では受粉しにくいので、セットで育てます。
ピンクレモネードは何百本食べた中で、1番美味しいと思ったブルーベリーです。
実がピンク色で珍しく、摘み取り園でも人気過ぎて中々食べられません。
ブライトウェルはピンクレモネードの開花時期に合う数少ない品種です。
味も美味しく、沢山収穫できて強い。と言うことがないです。
小さい木はまだ若く、たくさん収穫出来るまで数年かかります。
最初から大きく育った木を買っておけば良かったと後悔しました。
さいごに
ブルーベリー狩りが出来るのは、旬の夏だけです。
たわわに実った美味しいブルーベリーを、家族や友達とお腹いっぱい食べて下さいね。